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獣音ロウ・商用化のリリースについて
ごぶさたー!ます犬です。
年末から4ヶ月のブランクの中、ひとつお話したい事ができましたので投稿しました。

獣音ロウ・ユウマからも発言があったかと思いますが、4月13日を持ちまして獣音ロウがSTUDIO-MUGENの
商用化キャラクターになったと書き込みがあったので補足します。


「商用化」という言葉をユウマがこだわり続けた結果何が変わったのかよくわからん。と
思われているかと考えましたので、分かりやすく一言で申し上げますと


スタジオムゲンは獣音ロウのパシリとなりました。


企業としてお話いたしますと弊社はスポンサー企業として人道的、精神的、金銭面での支援を今後さらに強化して継続してまいります。
くだけまくった説明をすると、いろんなイベントにアッシー君としてロウを連れて、ユウマとぺちゃくちゃ喋りながら高校を無事に卒業させて、より嵩む飯代と交通費と買った備品代を出す金づるを続けていきます。


どうして経済支援なんかしているんだ?メリットあんのか?という疑問が湧き上がると思いますが、私はコンテンツを生み出す産業に小さく小さく営んでいる手前、新しいことに常に興味があることと技術を吸収して仕事の映像制作にも反映させていきたい。そして、個人的に抱える問題として、年齢を重ねるにつれて新しいことへの吸収力が(すでに)弱まり、自分自身で魅力ある創作をすることが難しくなるだろう。その時には誰かの力を借りていかなければならない。経営者として考えれば、技術は社員に任せて私自身は現場から離れ経営に勤しんで行かなければならないしコンテンツを社員の教育の場としても残して行きたい。その中で、獣音ロウの存在は私自身非常に大きな存在となりました。

現に今の私はカメラをスタッフに少しずつ任せ、華のある映像制作の席から少しずつ離れていく感覚があり、内心寂しい思いをしています。

MMDという技術は私にとって大変素晴らしいツールだと感じております。大好きなキャラクターが画面上に現れ好きな踊りをしてくれますし、カメラアングルを簡単に動かせるので、カメラマンとしてのサイズの勉強、カメラアングル・カメラワークの勉強が手軽に出来ます。

こんな素晴らしい技術を、もっとたくさんの人に知ってほしいですし、学びの場としても大いに活躍して欲しいと心から願っております。

ですので商用化したからといって、権利を振りまいてロウは俺のもんだ!という主張は全くせず、三歩くらい身を引いて経済支援を続けていく所存です。ロウを好きでいてくれる皆様から創作の場として、これまでよりずっと触れる機会を創出できるとこんなにうれしい事はありません。

とりあえず物販の第一弾として缶バッチとクリアファイルをがんばって販売します。乞うご期待!

じゃじゃ馬でおばかなガキですが、これからも獣音ロウとユウマをよろしくお願いいたします!
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[2013/04/15 01:32 ] | ロウ | コメント(1) | トラックバック(0) |
獣音ロウと共に一年を過ごして
わんこそば。ます犬です。

獣音ロウ.Revo 音源・MMDが無事に配布スタートしました。



頑張って編集しました。

晋遊舎発行のUTAUパーフェクトマスター誌で獣音ロウが掲載されたので、その発売日にぶつけてMMDモデルと音源配布をしようという事で調整していました。

これで我輩が今年一年通して、獣音ロウに関わってまずやるべき事(支援するべきこと)がようやく実現できた。といった所でしょうか。公開にスゲェ時間かかってしまったけど、我輩個人としてはこの一年は一瞬で過ぎてしまいました。

来年はより大きく、新しい風を吹かせるべく計画を練ってます。と言いたいところですが今、できることを出し尽くしたのであんまり今後を具体的に考えてません。ローカル局でもテレビに放送されてるし、UTAU界隈のトップとなる雑誌にも掲載頂けた。今年としてはもう充分。むしろさらなる新しいものを自ら吸収していきたいです。


話題に身も蓋もなくなってくるので、今回は獣音ロウに携わって今年一年得たもの・失ったものなどを書き連ねてみようかなと思います。


そもそも、獣音ロウと我輩の出会いは、中の人ユウマのツイートからです。


去年の東京のイベントで、イベントしてるんだ〜的な宛のないツイートを見つけて、「興味あるなら、一緒に面白いことしてみない?」と声をかけてみたのが始まりです。

ちょうど去年の今頃にユウマと会って、今回配布したモデルと音源を作っている。という話から進み、我輩は映像編集ができるからニコニコ動画とかに公開の手伝いするよ。と意気投合をしてスタートしました。

まあ、意気投合といえどケンカが多く、基本的には仲がいいのですがイベントの時に胸ぐら掴んでてめぇこのやろう!と叫んだりとか振り返ってみるといろんなことがありましたねぇ。基本的に我輩のいい歳しての不甲斐なさが要因です。



失ったのはじゃぶじゃぶでていく金。(リアル

得たものは、共同作業と創作、夢、信頼関係 他多数



我輩は、個人事業でひとりで全てをこなそうとしてきましたが、やはり、すぐ限界が来てしまうわけで、どこかしらか誰かに託す、任せていくという共同作業に切り替えていきたいという意思がありました。それと、歳も26(当時)とそこそこです。最先端を走らなければいけないのに、すでに息切れがはじまり自分だけでは新しい物を吸収できなくなっていましたので、何かしら力を借りて協力しあう体制も作らなければ。という焦りがありました。そんな中での出会いです。


なんか、オリジナルのキャラクターが3Dで動いてて ほええええ
と感心して、しかも隣町で高校生!?とこりゃあ近隣のメリットを活かせずにはいられない!


たしかに、我輩が生きてきたネットの時代とは違う世界が広がっていました。


MMDの3Dで自分のキャラクターを思いのまま動かせる。歌わせる。表現できる。

我輩がちょうど中学生・高校生で描いていたような夢がここにあります。そんな素晴らしい時代にリアルタイムで生きている実感がうれしく感じるようになりました。しかも、都会のほうでは着ぐるみを作ってキャラクターを表現しているとまた楽しそうなこともしています。もっと面白いことをしてみたいです。


仕事の面では、やはり金はじゃぶじゃぶ出ていきましたが、表現の感性が少し若い頃に戻ってきている感覚。


それと音関係に少しずつ注力できてきました。
正直、我輩は映像ばかりを見ていた人間なので、仕事の映像についても音の分野についてはさほど興味を示しておりませんでしたが、この一年でコンデンサマイク(ステレオ用)とボーカル用の計3本とダイナミックマイク、ミキサーと簡易録音室と拡充して、編集でも音をいかにきれいに収録する・編集するかも意識してきています。


やはり動画はトータルプロデュース。
映像・音楽・音・画像のすべてのスコアを隈なく上げたものこそ良い作品なんだろうなと感じています。


や。それでもアイディア一つに敵わない時もありますけど。
もっといいものをつくりたーい!


映像も実は大きい影響を受けています。

個人的に面白かったのはMMD動画によるマルチカメラ編集。
ビデオカメラによるマルチカメラって、上を見たらきりのない分野で

初心者は複数のハンディカメラとカチンコを持ってスタートを揃えてやっちゃいますが、プロ機材だと裏に中継車とTC/リターンがついたカメラに光で繋いでクレーンとデカカメでアイドル追っかけてーなめてーで何千万クラスになるんですけど

このMMDを使うと、コンサートステージのアイドルを追いかけるマルチカメラ撮影・編集のイメージトレーニングが手軽にできます。タダで



↑個人的に、かなり楽しく編集しました。

構造は簡単です。

ステージを意識しながら適切な位置に5カメくらい配置して、
我輩の場合被写体のフル・バストショット、ウエスト、グループ、ロング。そしてアクティブに動きまくるカメラをそれぞれ動画を書き出して、Premiereでマルチアングル編集をする流れ。
欲を言えばTCが欲しい実カメラ。でも3Dは開始フレームが決まってるので、揃える手間もなく完全な初心者向きです。



↑はじめてMMDマルチアングル編集をした動画。Spring Showerより簡素に構成

音楽に合わせて、カットの切り替えを感性で切り替えて遊ぶ。こういう素晴らしい技術は、映像の専門・大学で活用して欲しいです。我輩が学生だったらよだれを垂らしながら遊びますし、こんな楽しいツールが学校にあって欲しいです。

という事で、この分野で来年の目標は、ウチで動画制作に興味がある子がいるので、そういった子に落としこみをしてみようかなと。楽しく勉強もできるので一石二鳥です。



その中で、残念に思うことがひとつだけありました。とある映像の業者さんとの打ち合わせで3D系の話題になった時
3Dでどんなツールを使う?という話になって、当然MaxやMayaとかの話になるんですけど
制作スパンとコストがねぇーって流れになるわけで



MMDは使ってみないんですか?



と言ってみたところ「フリーウェアは絵が悪くてねぇ」と言われてしまいました。

我輩が見た限りですけれど、MMDでは権利関係は置いといて、プラグインと編集をしっかりすれば商用クオリティには十分達しました。



よく、ユウマから「その頭にある固定概念を捨てろ」と怒られます。
1 0 歳 上 の 我 輩 が !



でもたしかに振り返ってみると
◯◯は◯◯だからダメ。という固定概念は、一瞬で時代から取り残されます。



プロツールを使いこなすのが正義、どれだけ高い機材をこれみよがしに使い続けるか。



そんな時代はすでに終わっていました。



数百万のカメラは局しか使われなくなり、需要はより深みのある表現ができる数十万程度のデジイチにシフトされるでしょう。
数百万の編集機器も同様。保守にかかる労力は無くなり安い(無料)ソフトで誰でも簡単に表現できる時代に移り、プロと呼ばれる人材はそこからいかに突出された表現ができるのかが常に試されます。



これからの時代は、基本を土台に創意工夫。
そして、いかに手持ちの技術を最先端と融合するかが生き残る鍵です。

傷林果・邦楽BadApple!!をぜひご覧頂ければ幸いです。



若い世代と伝統芸能が融合された代表例です。
歴史ある伝統・文化を持っている人たち側から、こうやって若者と触れ合える機会をもっと積極的に作って欲しいです。


我輩も作り続けて表現したい。


ちょっと話を戻して、獣音ロウと携わって面白いのは、我輩と違う世界で活躍している方との出会いですね。
3Dモデリングすげぇぇぇ!絵描くのすげぇぇぇ!着ぐるみすげぇぇぇ!ピアノ弾くのすげぇぇぇ!曲作ってるすげぇぇぇ!

みんな楽しいお友達ですけど、なんかみんなぶっとんでてすごいっす。
我々をパッと見、我輩がユウマを連れ回している感じですが、実は我輩が連れ回されていて、知らない世界に我輩が拉致されている感じです。

そんな人たちと技術の話をするよりかは、酒を飲んであははおほほとのんびり過ごすのが、ちょっと仕事から離れたオフとして居心地良くなって来ました。出会いも醍醐味。


寝床をお借りして横になってたら、そばから美しいピアノの音色がすっと聴こえてきたら、創作どころじゃないです。


世間は狭いけど、世界って広いですね。
もっとたくさんの人と出会って時間を共有してみたい。もっといろんな人と創作してみたい。

そんな感じで創作に貪欲ではありながら我輩もまだまだ底辺ではございますが、これからの獣音ロウをご期待頂ければ幸いです。

たぶん今年は更新しないので先に言います。メリークリスマス!良いお年を!あけおめことよろ!お年玉ください!
[2012/12/18 00:00 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) |
山形ふるさとCM大賞と獣音ロウの今後について
ごぶさたです。一年半ぶりの更新でブログの書き方をすっかり忘れてしまったます犬です。皆様こんばんわ

2012年ももうすぐ終わりを迎えるので、せめて一回くらいは!的なノリでまとめてみることにしました。
今回は山形ふるさとCM大賞のことについて触れてみたいと思います。

私は寒河江市商工会青年部の膝下、広報担当役員として2010年より3年間CM制作に携わりました。
結果は山形にお住まいの方はご承知の通り、2011年は寒河江市が大賞を頂き、続いて今年は特別賞(音楽賞)を授かり、2年連続で受賞できたことに大変光栄に感じております。
青年部の皆様、市の担当の皆様、そして撮影にご協力頂きました皆様に感謝御礼を申し上げます。

番組収録時に、ふるさとCMの老舗!山形県!という紹介でしたのでwikipediaで調べてみたところ歴史は古く
山形県は山口県についで2番目に早く行われているようです。山口県は1994年とさらに昔から行われていることにびっくりでしたが!

ぼんやりとこの記事を書きながら振り返ってみると、青年部部員一同でいろんな方向性を模索しながら作っていたと思います。

2010年…ロングバージョン


我輩、個人的には超大作のつもりで「これチョー面白いから、絶対、賞とれる!」の意気込みで提出しました。今でもNo.1のつもりですけど。


結果、かすりもしませんでした。


審査会時に舞台で「製作」と名札に書きながら堂々と立っていた当時の自分が情けなかったです。
賞をかすりも出来なかったことが悔しくて悔しくて、車の中で帰り一人で泣いていた記憶があります。


「悔しい。絶対に負けたくない」


木村部長にこの思いを伝え、翌年の2011年加藤委員長(上記の動画の「が」の人)とタッグを組んでもう一度チャレンジさせて頂けることになりました。

翌年は前回の「明確なテーマが無かった」「身内笑い」の反省点を改善し、明確なテーマと事前に段取り良く、寒河江市(市の担当の方が)と打ち合わせを行い、慈恩寺という題材を固めて、そこから何をPRしていくのかと念入りな計画が始まりました。

ここの話へ到達する前の話に、寒河江市商工会青年部がふるさとCMに携わったのは実は2009年からで、2回とも賞が取れず、ここで賞を逃すと結果を出せないまま担当を外されてしまうのではないか。という焦りが部長としてはあったようです。

企画立案・段取りなどの計画は木村部長と加藤委員長。CMの根本的な中身発案は木村部長でそこから加藤委員長による細かい撮影日程の段取りと打ち合わせを行なって我輩が撮影・編集を行うと明確な役割が割り当てられました。


ところが2011年。3.11の大震災が発生


当初はCM自体も中止なのでは?どうする?どうする?!という時期もありましたが、時期が経過すると開催するという連絡が入り、復興支援の慌ただしさが残る中の制作進行でした。


ふるさとCM大賞2011年受賞作品
http://www.yts.co.jp/furusato/2011syou.html


提出期限の2週間前から毎日のように事務所で編集し、夜中の2時まで部長と委員長、我輩の三人で詰めの作業をしていました。山形のふるさとCMの難しいところは「素人が15秒に収める映像作品を創る」ことにあります。我輩が担当を始めた年から30秒から半分になってしまったのですが、まずこの時点で良い作品を作れる環境があるかで各市町村が篩にかけられます。

寒河江の場合は詰めの作業に入ると、1フレーム(1/30秒)をずらすかどうか。までの極限まで作品が研磨されます。
それと、放送波ならではの「言ってはいけないフレーズ」を意識して、且つ大衆が見た時に不快感を与えないようにする為の気配りも必要でした。


提出した時の市の担当の方から


「これ、やばいですよ」


頭が真っ白になりました。


ここで内容は書けませんが、キャッチコピーに問題があるとの事で一度持ち帰り、加藤委員長と木村部長でさらに話を詰めて、徹夜で作業。


女性をターゲットにしているため、我々野郎ばかりでは反応がつかめず、身近な女性の方々からも意見をもらって修正。


ギリギリのギリギリで、再度市に提出。


「お。これ、(賞を)獲れそうですね」


と評価を頂けたものの、我々はすでに1000回以上見た勢いでいるので、もう正常な良し悪しの判断が出来る状態ではありませんでした。なので、2010年とは対照的に手応えが自分の中でつかめないまま不安の連続で審査会を迎えます。


審査会当日。


受賞前、番組と同じようにすべての作品を見る形になります。


皆さん本当にいい作品ばかり


ウチらは大丈夫だろうか。なにか賞がひっかかるだけでもいいな。と不安の連続です。


結果発表

特別賞!

淡々と市が発表され…寒河江の名が出てk…ない

優秀賞?!まさか、あのハイクオリティな天童市と肩を並べるのか?!うそだろうそだろー!…とで…ない



この時点で、もう気持ちは終わりです。



あー、3年連続で賞にかすりもしないと…結果も出せずに敗退してしまうのか…
我輩はなんも役に立てられないカス野郎で消えてしまうのか






終わった






と暗闇の中で まぶしい光が当てられ、自分の作った作品が大型スクリーンに映されるわけです。



それ以降は頭が真っ白になっていたのでよく覚えていないのですが、録画していたテレビで自分を見ると泣いてました。お恥ずかしい。


2011年当時、我輩はTwitter上で陰湿な嫌がらせを受けていました。
中身については探して頂ければログが出るでしょうから大いに探していただいて、今だから申し上げますが精神面でかなり追い詰められていた中でのCM制作。


ここは我慢して…黙って耐えよう


それに加えて3.11の大震災。あんな天変地異は二度と起きないで欲しいです。そんな苦難な中で大賞を頂けたという感動と喜びは人生そうそう無いです。皆さんと共にコツコツと努力して作り報われた瞬間でした。


そして今年で三回目ですが、今回は初期の段階から「音楽」を盛り込むという構想が木村部長と加藤委員長で生まれていました。ただ、今度は我輩が音楽関係に無知という爆弾も抱え、また今年も「素人からのスタート」になるわけです。

そこで今回大活躍したのが委員会メンバー。作曲担当のPちゃんと男優になった設楽さん。Pちゃんはギターを持つとなんでも奏でちゃうウルトラソウルな人です。若手(とは言え我輩の一つ下)の設楽さんもいじられながら制作にご協力頂きました。


でも、今年の最大の山場は、提出期限の4日前になんと制作物がすべて白紙化した事


その段階で実質Volume2(2作品目)に突入していましたが、昨年受賞してみんな気が抜けたのか制作が後手後手に周り、クオリティが一定の水準に到達していませんでした。


ここで、ふるさとCMにおけるいい作品と分かるコツが「作品が長く感じる」です。いい作品は構成と着地がしっかりしている為、15秒でも情報量が多く伝わるので実際よりも長く感じます。寒河江ではこの時点ですごく短く感じる作品になっていたことになります。


ストレスで口内炎が何個もできた木村部長(こんなこと暴露して怒られそう)。ベットで寝れずに悩んだ結果、頭の中で奏でたのが今回のCMのフレーズだったそうです。

【第13回山形ふるさとCM大賞】
http://www.yts.co.jp/furusato/


結局、今回の流れは提出期限4日前に再構想。提出2日前に歌の録音。提出日の午前中に撮影し、編集して納品。という宅急便に負けないスピード制作・納品でした。

この段階では、実は女性パートは圭ちゃん(本CM同様)と、声はなぜか我輩(!)でした

それでも、感想として出たのが



「きれいにまとまってるね。」



最初、褒め言葉だと思っていました。

どうやら、「きれいにまとまりすぎて、何も残らないね。」という悪い意味だったようです。




ここで、また頭を抱えました。






もう時間がない。






実は今回…子供をターゲットにしています。

子供…学生とかが聴いてくれそうな中身へ変更を…



ここで、歌唱合成ツール(UTAU)の獣音ロウの存在が脳裏をよぎりました。



初音ミクとかGUMIって特に若い世代から支持を得ているな…中学生の女の子に聞いてみると、クラスでは全員知っていて、好んで聴いているのはクラスでも多くいる。



結果は歌唱合成ソフトの声は好みがはっきり別れるが、若い世代に人気の分野。との事
ただし、VOCALOIDについては我輩が版権の仕組みを理解しておらず、すでに状況は明日提出の中で放送波に流れる条件で版権がクリアし、且つ印象に残る声を選ばななければならず、視野の広い選択ができない状況に陥っていました。

そこで我輩にとって身近なUTAU音源の獣音ロウ.Revoが登場するわけです。



木村部長と相当な議論をしました。



我輩と部長は、VOCALOIDの波に乗っていません。部長は世代が違うのと、我輩は流行にうといというぶっちゃけた問題がありました。その中で、獣音ロウの中の人でもあるユウマからも資料やサンプル音を貰いながら部長と交渉し、最終的に「ます犬の判断に任せたい」と一任される形に。



……【思考中】……



歌唱合成ツールは「より進化していく分野」という解釈でまだまだ発展途上です。
ここはあえて機械音として聞こえる様に加工しCMとして流すと視聴者にひっかき傷(印象)を残すことができるだろう。と


見ていなくても、獣音ロウの声が聞こえたら「なんだ今の声は?」と視聴者の目をテレビに戻す作戦です。


半分、手前味噌ではありますが、ユウマは天性の強運持ちです。本人は未成年のためまだまだ経験値が低く、力は持ちあわせていませんが運を引き寄せる努力を持ち合わせています。その力を肖りたいという我輩の甘えもあったと思います。

歌唱合成ツールの可能性と、獣音ロウ.Revo(ユウマ)の力を信じて、男性パートを変えました。


結果として、あの作品が仕上がり、特別賞「音楽賞」を授かることができました。


この賞は寒河江市商工会青年部としても構想段階から音楽に力を入れるという点で、積み重ねが評価された証となり喜ばしい受賞でした。



昨年は大賞受賞で県内毎日1本365回放送し東北でも流れ、今年も続いて年90本山形県内で放送されます。



改めて、ご協力頂きましたすべての皆様に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。



……



3年間、山形ふるさとCM大賞、寒河江市CM制作に携わらせて頂き感じている事があります。私たちの世代くらいになると、自身の「郷土愛」に触れる機会が少なくなっていると感じています。ふるさとが好きなこと。分かりやすく言うと、故郷を離れて生活する時に感じるホームシックになる感覚。あれです。


地元っていいなー。住みやすいし一緒に生活している人がなんとなく好きだなー。その想いをもっとたくさんの人が感じて自分の地元を好きになって欲しいし、たくさん興味を持って欲しいです。


まだまだ若輩者な私ではありますが、寒河江青年会議所、寒河江市商工会青年部、消防団にてお手伝いさせて頂き
仕事の合間を縫って一生懸命に活動される先輩の後ろ姿を見ながら、自分ができることで地元に尽くしてみたい。と前から感じていました。


そんな思いが募る中、4年前寒河江市商工会青年部で声がかかったのが山形ふるさとCM大賞でした。


自分の特技の映像編集を大いに活かしながら、地域活性化の一助になれて、さらに結果も出せる機会を頂けた寒河江商工会青年部には言葉に出尽くせない感謝の想いがあります。

私にとって、郷土愛の礎を築いて頂けたのが青年会議所であり、そこから実行の機会を頂けた商工会青年部と消防団という流れです。どの会でも先輩方から大変お世話になっています。

たくさんの方々から支えられて、私は幸せです。

去年、大賞受賞時のお祝いパーティで市役所の担当の方から、5年前に我輩が一人で市役所に飛び込みで「ふるさとCMを作らせて下さい!私なら賞を獲れます!」って来たのを覚えています。って言われました。



当の本人はすっかり忘れていましたが、本当なら。思いは伝わる、願いは叶う。ですね。


ただし、運を巻き起こすには協力と実力が必要。今回この機会を頂いて感じた私の感想です。


でも実際当時私一人で受けたとしたら、絶対に賞が取れずに潰れてました。改めて寒河江市商工会青年部の力の大きさを感じます。仲間ってありがたいですね。


でも、そろそろふるさとCMの制作は引退したいです。

「大賞獲るまで頑張ります!!」と叫んでましたので…そろそろ息切れしています。

だ〜れ〜か〜さがえの〜CM〜つくって〜〜










あ 獣音ロウを忘れてました

UTAU獣人としては初の地上波放送らしいです。中の人共々ガッツポーズです。

我輩としても周りとはベクトルの違う手法で、獣音ロウが広く伝わえることができるのがうれしく感じています。



次は〜……●●●だ!!!!



周りからどう見えているかは分かりませんが、なかなか中では創作がうまくいかなくていつもぎくしゃくしてます。本当はオリジナル曲のPV作りたいけど我輩の時間が全くないし、環境も整わない…。でもすてきな方々と出会いが多くて、我輩の知らない世界が見えたりして、獣音ロウと出会えて嬉しいですし、すごく楽しいですね。ユウマに感謝しています。


世界は広いです。我輩もまだまだ井の中の犬です。きゃいん!


ふるさとCMを通じてUTAUの可能性が強く現れたので、これからもユウマと二人三脚で創作に意欲をぶつけていきたいと感じております。スタジオムゲンと獣音ロウに乞うご期待!!長文を最後までご覧いただきありがとうございました!
[2012/11/23 03:12 ] | 未分類 | コメント(1) | トラックバック(0) |
野馬追を観てきた。 - 福島県相馬市
18歳の自動車免許取得したばかりの頃、父や先輩が助手席に座っているとき
やたらおびえた表情をしていた記憶が鮮明に残っているのですが、いよいよ、我輩もその表情を体験する日が来るとは思いもせず

南相馬に馬を見に行くけど行く?と声をかけたお店のバイト(佐藤くん)が喜んで快諾してくれて、出発時は我輩お酒が入っていたので、行きの運転をお願いしてもよいかしらと、ここも一言目でOKしてもらったまで良いものの



ところで佐藤くん。車って割と運転するの?

まあまあぼちぼちっすね



(移動中)


ところで佐藤くん。自分の車って持ってるの?

持ってないっすよ

普段どれくらい運転してるの?

うーん。年に数回っすかねー



ブォンブォォォォォン※急アクセル

ひぃぃぃぃぃぃ!



ぶぅぅぅぅぅん※一時停止無視

きゃぁぁぁぁぁ!



ちょいちょいちょい。寒河江IC降りるときはちゃんと減速しt…

おっとっとっと・・・※ガードレールすれすれ

助けてぇぇぇぇ!



ところで佐藤くん。高速道路って乗ったことある?



教習所以来っすかね



生きててよかった



車ぶつけられなかったのが奇跡のようなものです。


そんな彼と共に福島県南相馬市に足を運んで、野馬追を観に行って参りました。

今年は原発の影響もあり、メインとなる部分は自粛をしているとの事ですが、こんなご時世でもあるので、勇ましい姿を見て元気をもらいたいという事ではるはる地獄のドライブ4時間を経て到着。
百聞は一見にしかずって事で、小さいカメラとiPodを両手に、ちょろちょろ撮ってみました。



今回のyoutubeは時間の関係で出陣式の部分のみですが、twitcastingの方では実況も含め「総大将お迎え」までアーカイブしてます。雨の中だったのでインタビューした時はマイクが水濡れで聞こえにくかったり、緊急地震速報でざわついたりいろいろありましたが、最後までごらん頂きました皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

なお、twitcastingのアーカイブは下記に!
【vol1】


【vol2】


【vol3】


【vol4】


【vol5】


【vol6】


【vol7】


【vol8】


【vol9】

[2011/07/24 10:11 ] | 未分類 | コメント(1) | トラックバック(1) |
南相馬にボランティア行ってきた
どこかの都市の繁栄のために、どこかの地方の村が犠牲にしてでも日本経済の発展を推し進めていくべきなのか。

ありえない。

送信者 ドロップ ボックス

南相馬のボランティアに向かう途中、飯舘村を通過していきました。

周辺は福一の半径20km圏内である警戒区域を除いて放射線が高い数字(7月14日現在2.83μSv/h・年間累積24.8mSv)を出している小さな村です。

テレビでは村民の97%が自主避難を行い、村役場も隣の福島市に移設したと伺っています。
村の中央に南相馬と福島市を結ぶ道路があるため、車の通りは比較的多いのですが

田んぼのほぼすべては野ざらしで雑草が生え、町は建物が壊れてもいないのに人の気配が無く
我が町寒河江でも震災当日の大停電で起きていたように、ゴーストタウンの空気が不気味に漂っていました。

なぜ日本経済発展の為に、我々のような地方が犠牲にならないといけないのでしょうか。
先日、川俣町に足を運んだ焼き鳥屋さんも、客足がパッタリで開店休業状態だと嘆いておりました。
例えば私の地元でこんな事故が起きたら、お店も閉店、営む父も生きる望みを失いいつ首をつるか分からない状態を、私が毎日不安で付き添うような日々を想像します。
極端な申し分かと思いますが、原発を維持(縮小も含め)していく場合そのような犠牲者が今後また起こる事も踏まえての電力使用と自覚をしなければならないはず。

そんな中で自主待避区域(福一半径30km)内のコンビニの軒下にツバメの巣が作られているのを見つけました。
送信者 ドロップ ボックス



放射能で恐れるのは人間だけのようです。


生きていく上での許容量を超えなければ(気がつくもなく)普段通りの生活。それが吉と出るか、凶と出るのか・・・
本当に、本当に、福島の経済が破壊されてでも福島産の食べ物に距離を置かないといけないのでしょうか?
少しでも役に立てられるのであればと福島産の食材を食べる、料理に出したいと意欲が沸いているのに情報不足による汚染の拡大は日々増していくばかり。
もっと精密に検査して、食べられるもの、食べられないものを明確にして告知してほしい。


いろんな葛藤を持ちつつ、南相馬市のボランティアセンターに到着
送信者 ドロップ ボックス


正直全く0に近い人数かなと思ってはいたものの、割とたくさんの方々が参加していたようでした。
南相馬でのボランティアは初めてなので受付を済ませると、無料で帽子をゲット
送信者 ドロップ ボックス



「本日のニーズ(ボランティア作業)は掲示板に貼り付けていますので、作業を希望されるニーズに付箋紙を貼り付けてください。」
という事でじーっと何枚かを見渡すと、がれきの撤去や清掃活動の中に「放射線量が比較的高い1.5μSv/hでの作業のため、連日の作業は控えてください」というニーズを発見
津波で流された写真の復元作業を行うと言うことで、体力のいらないのと、参加人数が少なかったので付箋紙を貼り付けてみました。

すると、ボランティア参加5人が案内されたのは、警戒区域まで数百mの地点、南相馬市の馬事公苑でした。

大きな地図で見る

入り口のすれすれで道路が封鎖されており、自衛隊の隊員を横目に敷地内に進入。

ここでは被災者の方のプライバシーを扱う作業のため、撮影の一切を禁じられています。
洗浄プールで一時的に洗われた写真をここに集約させて、アルバムを開き、ぐちゃぐちゃになった写真の中から顔が判別できるものすべてをとりだし、泥まみれになった写真をウエットティッシュで拭いて泥を落とす作業です。
時折骨壺や位牌なども洗う作業があるだとか。10時からの作業でお昼休憩もはさみ、3時半までの作業。


お昼時に南相馬市在住のボランティアの方と話をしたのが印象的でした(ここでは伏せさせていただきますが)


一枚一枚丁寧に作業して、個人で70枚近く処理をして終了。
帰りにボランティア向けに作られていた自炊の冷やし中華を頂いて、

送信者 ドロップ ボックス

川俣町の道の駅にも寄って川俣シャモのお肉を発見

送信者 ドロップ ボックス

川俣シャモのお肉もお土産

まだまだ先は遠いですが、一歩一歩前進していきませう!
[2011/07/19 02:16 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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